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破産がどうしても怖い?

time 2016/04/06

破産がどうしても怖い?

 

相談者

「破産」ってすごく怖いです。

どうなってしまうんでしょうか・・・。

司法書士 鈴木啓太

破産が怖いんですね。

破産のどんなところが怖いですか?

相談者

どんな。うーん。破産のことよくわからないですが、漠然と怖いんです。

司法書士 鈴木啓太

詳しいことはわからないけど、破産は怖いんですかね。

相談者

そうなんです。

司法書士 鈴木啓太

破産することと、破産したあとのこと、どちらが怖いですか?

相談者

わからないけど、破産してしまったらどうなるんだろうという気持ちがあります。

司法書士 鈴木啓太

そうですが。どうなってしまうかが怖いんですね。

では、一般的にどうなるか知っていますか?

相談者

いえ、知らないです。

司法書士 鈴木啓太

一般的には、破産というのは、借金の支払いをしなくてもよくなります。

これはいいイメージを持てますか?

相談者

そうですね。だけど、支払わなかったら、消費者金融の人が怒るのでは・・・?

司法書士 鈴木啓太

いえ、そうでもないですよ。消費者金融の人も仕事ですし、金融屋さんは、返ってこないお金もあることもあるなと思って、金利を決めています。

なので、返ってこない人がいるだけで、そんなに怒ったりしませんよ。

相談者

そうなんですか。ほっとしました。

司法書士 鈴木啓太

どうですか。破産はやはり、怖いですか?

相談者

少し、ほっとしましたが、まだ心配があります・・・。

破産に限ったことではないですが、手続きを取ることは、どんな未来が待っているのかわからなくて、不安だということは、全く不思議ではありませんよね。

わからないことは不安なものだと思います。

わからないことということは、特に専門的なことであれば、わからなくて当然ですが、専門的なことでなくても、人それぞれ、得意でないこともありますし、知らないことも当然ありますよね。

それに対して、不安という感情を持つことはとても自然なことです。

今回の相談者とのやり取りでは、相談者は「怖い」と表現してくれましたが、「怖い」というのではなく、別の言葉で表すこともあります。

例えば、「破産は○○だから絶対いや!」というお話をされる方も少なくありません。

法律の専門的な立場から言えば、そんな○○ということは、絶対に起こらないことだったとしても、それでも「いや」なんですと仰ることもあります。

これは、○○だからと論理的な「考え」のように見えますが、それは、実は「考え」ではなく「感情」の言葉であったりすることもあります。

破産がどうしても「怖い」。得体もしれぬ闇に手を出すような気がするのかもしれません。

破産は、客観的にはそんなに怖いものではありませんが、実際に肌で感じる感情というものを大事にしたいなと思います。

また、破産のメリットやデメリットについてもお話していきたいと思います。

 

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